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女性から選ばれる企業になるために
女性の社会進出が当たり前になってきている中、「女性がもっと活躍できる社会にしよう」という動きが、あちらこちらで見られます。
しかし、兵庫県の女性就労率は低く、全国ワースト2位です。
平成27年の兵庫県会の女性の雇用社は95万人(全国2,214万人)となり、雇用者総数に占める女性の割合は45.0%と全国平均(44.8%)をやや上回っていますが、女性の労働力は46.9%で全国平均(50.0%)を下回り、全国45位となっています。 |
女性には結婚や出産、育児、介護といった多くのライフイベントがあります。
女性活躍、ワークライフバランスが唱えられる中で、女性にとって働きやすさとはいったいどういった環境なのでしょうか。
女性活躍推進法について
女性活躍推進法は2016年4月に施行された10年間の時限立法です。
働く女性が個性と能力を十分に発揮できるよう、女性の活躍推進に向けた数値目標を盛り込んだ行動計画の策定・公表や、女性の活躍に関する情報の公表が事業主に義務付けられました。
- 自社の女性の活躍状況を把握し、課題を分析する。
- 課題を踏まえて女性登用の数値目標を定め、行動計画を策定する。
- 目標と行動計画を社内へ周知、外部への公表と都道府県労働局への届け出を行う。
※常時雇用する従業員が300人以下の民間企業の場合は努力義務です。
日本は現在(未来に向けても)深刻な労働不足に悩まされています。
一方、出産や子育てといったライフイベントをきっかけに、仕事を辞めざるを得なくなったり、キャリアを積む機会を失ったりする女性が大勢いるのも現状です。
女性活躍推進法はそうした状況を打開するため、職場における女性の活躍を後押しする法律として誕生しました。
仕事を探す上で女性が重視するのは?(給与以外)
女性が最も重要視するのは企業規模、知名度よりも「働きやすさ」と言われています。
男性が仕事選びに「企業規模」「成果主義であること」「上場企業であること」を重視する傾向があるのに比べ、女性は「会社・社員の雰囲気」「育児・介護支援の制度充実」「勤務地」「労働時間」を重視する傾向があります。
仕事探しをする際、女性にとっては、「子育てに対して理解があるのか?」「女性が活躍できるのか?」「どんなサポートをしてくれるのか?」など、その企業が「働きやすい企業であるかどうか」がとても重要なのです。
「子育てに対して理解がある」会社の可視化
女性に人気の制度の一つとして「産休・育休制度」があります。
実際、「産休・育休制度」自体は、大企業だけでなく中小企業でも多くで取り入れられています。
しかし制度として「産休・育休制度」があっても、実際には雰囲気的に取得しづらく、結局会社を辞めてしまうケースも多くあるようです。
また、求職活動の際も「この会社は女性にどれだけ理解があるのか?」というのは見えにくいもので、女性にとっては、不透明がゆえに応募を躊躇してしまう場合も多いでしょう。
裏を返せば、「産休・育休制度」が「きちんと機能している制度」として見える化・可視化することが女性の安心材料に繋がります。
では、「ウチは実際に育児休暇を取得しやすい!」と一目でわかる、そんな方法は無いのでしょうか?
子育てサポート企業の証「くるみんマーク」
くるみんマークとは、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣から認定(くるみん認定)を受けた企業のみが使用を許されるマークです。
※マインズでも平成28年10月にくるみん認定を取得しております。
企業が子育てサポートについて計画を立て、その目標を達成し、一定の基準を満たした場合のみ認定されます。
厚生労働省のお墨つきなので、子育て中の方や将来的に子どもを持ちたいと考えている女性にとっては、安心できますし、このマークを見ただけで、その企業が子育てに対して理解があり、子育て中でも働きやすい企業だと分かるようになっています。(ちなみに周りに散りばめられた星の数は、これまでにくるみん認定を受けた回数を表しています。)
※平成29年4月1日より、くるみん認定・プラチナくるみん認定マークが改正
★厚生労働省HPでは都道府県別にくるみん認定・プラチナくるみん認定企業を調べることができます。
注)掲載は、認定企業のうち公表することに了解を得た企業のみ
女性が働きやすい会社
くるみんマークの認定を受けると、求職者から「子育てサポート企業」と可視化できるだけでなく、その他にもメリットがあります。
- 企業イメージの向上
- 社員の定着率の向上
- 税制優遇
人材確保が難しくなっている昨今ですが、そんな今だからこそ、くるみん認定を取得し女性から選ばれる企業であることをPRしてみてはいかがでしょうか。
「くるみん」認定を受けるためには、認定基準を全て満たす必要があります。
認定の申請のご相談・ご依頼は、こちらからお問い合せください。